逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

独り言のススメ

独り言。
みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。

 

ぶつぶつ言っている人を見て
首を傾げたり

 

ついポロッと自分も出ちゃって
赤面したり

 

というように
マイナスイメージが大きいですよね。

 


私もそうです。

 

かなりのマイナスイメージを持っていました。

 

私の場合
ADHDの症状で
独り言が出てしまうタイプで

 

子どもの頃
これがかなりひどく
帰りの会の最中に急に歌い出す
ぐらいのレベルでした。

 

それでずいぶんと
バカにされたり
笑われたりしてきたので

 

その反動で
独り言を異常に嫌っていたんです。

 


「ふう」とため息をつくだけで
自分に嫌悪し

 

どこかにぶつけて
「痛っ」と出てしまうだけで
赤面していました。

 

このぐらいは普通のレベルなのに
とにかく独り言を禁止していたんですね。

 


そうやっているうちに

 

全部
内に内にため込んで
自分の感情が死んでいったり

 

ため込めないから
人にまくしたてるように話しすぎたりと

 

反動が出てきてしまいました。

 

 

 

独り言は
うまく使うと
とても心の健康に役立ちます。

 

独り言は
ストレスを減らし
興奮を減らしてくれるんです。

 

独り言をいうことで
自分のコントロールが良くなっていきます。

 

 

 

独り言がまずいのは
無意識に人前で出てしまうこと。

 


じゃあ
いい独り言は?

 

・一人の時に言う

 

・人前では心の中で言う

 

 

クライエントさんの多くは

心の中で独り言を言っていませんでした。

 

そのような方は

自分の気持ちが分からないし

自己肯定感が低いんです。

 

 

私が心の健康を取り戻したのは
独り言を取り戻したから
と言っても過言ではありません。

 


私の場合は猫がいるので
猫に話しかける体で
たくさん独り言を言います(笑)

 

はじめは
一人で言葉を発するのは恥ずかしいので
植物に語りかける
などはいかがでしょうか。

 


独り言は


人の反応を気にすることもなく
上手い言葉を探すこともなく
浮かんだことを即座に吐き出せる。

 

そのため

自分の本当の気持ちが分かるし

気持ちを溜め込まずに済みます。

 

これはすごい!

 

 

ぜひ上手に活用していってくださいね。

 

 

 

 

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