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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

境界性人格障害の原因②-人を見透かしてしまう-

境界性人格障害

<境界性人格障害⑯-人を見透かす->

で書いたように
ボーダーは人を見透かします。

 

 

 

機能不全の家庭で育ち
どうやって安全を守ろうかと考え

 

人の顔色
人の求めるもの
人の怒り
などを察知し
危険を回避してきたからです。

 


そのせいで
目の前に人がいれば

 

自然と人を見透かし
人が何を求めているか
どんな人か
だいたい分かってしまう。

 


また
ボーダーは
ずるく、要領がよく見えますが
内面は子どものように純粋なので
相手の作られた部分を敏感に察知します。

 


これが
ボーダーの対人関係の難しさに
つながっています。

 

 

 

人は見透かされることに
不快感や恐怖を感じます。

 

例外は
親しい人や信頼できる人だけです。

 

親しい人や信頼できる人には
「理解してくれた」と感じても

 

そうでない人は
「自分の領域に土足で踏み込んできた」
と感じます。

 


ボーダーは人を見透かし
しかも
それを隠したり黙っていたりできません。

 

つまり
ボーダーは
つねに「人の領域に土足で足を踏み込む人」になり
人に嫌がられていきます。

 

これが理解できず
自分の性格が悪いから嫌われる
と思いこみます。

 

 

こうして
親しくなくても
見透かされて嫌がらない人が
ボーダーの近くに残るのですが

 

そのような人は
自他の距離感が適切にとれない人
になります。

 


この自他の距離感が適切にとれない人は
自他の境界線が分かりません。

 

そのため
ボーダーを自分の思い通りにしようとする。
ボーダーに責任をなすりつけようとする。
ボーダーの問題を背負い込んで甘やかす。

 


そして
ボーダーを余計に悪化させていきます。

 

 

 


また
ボーダーは人を見透かし
人の顔色をうかがい
期待に応え続けてしまいます。

 


健康的で心地良い人間関係は

 

お互いに自分らしくいながらも
相手を尊重できる

 

というものです。

 

 

 

相手に気遣ってもらうことを求める。
相手が期待に応えることを求める。

 

ということはありえません。

 

 

 

このような人間関係を望む人は

 

ボーダーと同じように
機能不全の家庭に育った人などで

 

まだ大人として成熟しておらず
愛情を求め
共感性が育っておらず
人をコントロールしようとする人です。

 


そのため
自然と

ボーダーの人間関係は

 


つねに
気遣いを求められ
愛情を求められ
共感されず
コントロールされる
というものになる。

 


そして
気遣いをし続けて無理をする。
自分を犠牲にして愛情を与える。
共感をされず、コントロールされ
自分が分からなくなる。

 


そうして
無理に無理を重ね
ボーダーの衝動が激しさを増し

 

自分が分からなくなり
混乱する。

 

人間不信により
人生に絶望する。

 

 

 

このように
「人を見透かす」
という能力が

 

自他の境界の曖昧な人や
ボーダーに高い期待をもつ人
責任を負わない人
ボーダーを甘やかす人
ボーダーの気持ちを無視する人
などを集めることにつながり

 

結果として
ボーダーに強いプレッシャーがかかり
ボーダーが自分らしく振る舞えなくなり
ボーダーは疲労し
人間不信になり

 

ボーダーの症状が悪化していくのです。

 

 

 

 

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