逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

人を褒めると自分が幸せになれる

人を褒めていますか?

 


褒めることで相手に好かれよう…なんて

目的をもって褒めてませんか。

 

 

褒めて好かれると言っても
その好意はその時だけで
長続きするものではないんですけどね。

 

 

近頃こんなふうに
褒めることを目的を持って使おうと推奨されていますよね。

 

 

そのせいなのか
自然に褒められない人が増えているようです。

 

 

褒めることは


その場だけ好かれるなんてことより
もっともっと素晴らしいことがあるんです。

 


なんと
人を褒めることで幸せになれちゃうんです。

 

  

どうして人を褒めると幸せになると思いますか?

 

 

それはこの2つ

 

・自分の周囲の人を好きになれる。

 

・自分のことを好きになれる。

 

 


どうでしょうか。

 

この2つはかなり幸福感を高めてくれるものです。

ぜひこうなりたいですよね。

 

 

 

でも褒めるだけでこうなるなんて
にわかに信じがたいですよね。

 

 

これをちゃんと説明していきますね。

 

 

 
人間は慣れてしまう生き物です。

 

 

相手がどんなに良い人であっても
親しくなって長く過ごすようになると

 

最初はすごいと思っていた良いところが霞んできて

当たり前に思えてきます。

 

 

親しい人の良いところが見えなくなって
当たり前のようになる…

 

そうすると

自分にとって親しい人の価値は下がっていってしまいます。

 

 

そして

無意識に親しい人をぞんざいに扱ってしまうように。

 

 

こうなると

価値の低い人と親しい自分の価値は低く感じ
人をぞんざいに扱う失礼な自分に嫌悪するという

苦しいループに入っていきます。

 

 

これはみなさん経験することですよね。

 

 


「褒めること」ができないから
長きにわたって良好な人間関係が続かないとも言えるんです。

 

親しくなりすぎると
人に不満ばかりで喧嘩ばかりになってしまいますね。

 

 

これを防いでくれるのが「褒めること」です。

 

 


褒めることで

 

「あぁそうだった。この人にはこんないいところがあった」


「この人ってこんな素晴らしかったんだ」と

 

その人の良さを再確認したり
新しく発見したりすることができます。

 


自分にとって
その人の価値が上がっていきます。

 

そして

 

「私はこんな素晴らしい人と信頼関係を築いている」
と自尊心が上がっていくんです。

 

 

 

まだまだ良いことがあります。

 


心から褒めてもらうことで

自分の価値を上げてもらい自尊心があがったその相手は

 

当たり前ですが
褒めてくれた人を好きになります。

 


こうして
褒める人は人に好かれるんです。

 

 

 

この一連の流れの説明でお気づきだと思います。

 

スキルで褒めても
その人の良さの再確認、新発見にならないんですね。


ちゃんと見て本当に良いところを見つけてから褒めないといけません。

 

 


私はこれまでの習慣で
自然とその人の良いところが見えるので
よく褒める癖があります。

 

だから
自分の周りの人が好きで仕方がないですし

そんな素晴らしい周りの人に好かれている自分のことも好きで仕方ない…

 

こんな気持ちになることが多いんです。

 

 

 

自分の周りの人を魅力的だと感じて好きであること。
そんな魅力的な人に好かれている自分のことを好きであること。

 

これってとても幸せですよね。

 


ぜひ

慣れてしまって人を見ないようになっていたら

今日からしっかりと見て褒めていきましょうね。