逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

執着をやめたときに幸せがやってくる

執着をやめましょう

執着から解き放たれましょう

 

こんな自己啓発や宗教の教えをよく目にしますねー

 

 

なんとなく良いことなんだろうってことは分かりますが、私はいつも「なんで?」と思ってました。

 

 

みんなが思う執着っていったい何なんでしょうか。

 

 

私が執着をしていたなぁと思う過去を振り返ると

とにかく変化が怖い、何も失いたくない、失うと次がない…こんな気持ちでいっぱいでした。

 

今になって冷静に考えてみると、自分の恐ればっかりに目がいっていて、そのものを大切に思ってるわけではなかったよう…

 

 

みなさんは自分にとって大切だから執着していると思いますよね?

 

でもですね…

執着することと大切にすることは両立しないんです。

 

 

大切にすることとは?


それを重んじること
心を配り丁寧に扱うこと

  

それを重んじるためには自分の事を一旦置く必要があります。

執着はそれから自分が離れまいとすることです。

 

自分の事を一旦置くどころか、自分の気持ちが最優先になってますよね。

 

離れないことに策を講じることに心を奪われ、心を配って丁寧に扱うなんてできません。

 

 

最初は大切だったはずが「執着」になった瞬間大切に出来なくなるんですね…!

 

 

誰だって自分を大切にされたいもの。

執着したら自分が失いたくない気持ちばかりで人を大切にすることができない。

 

だから執着されると一度は「愛されてる」と嬉しくなることはあっても、なんとなく虚しい気持ちや嫌な気持ちになるんですねー

 

 

執着の対象が人じゃなくても同じです。

 

物の美しさや良さを実感しながら、持っていることを嬉しく思いたいですよね。

執着したら、ただ持ちつづけることにこだわって、その物の良さに気づけなくなります。

 


自分の置かれている環境はより良いものを選択していきたい

どうしたら自分の環境を良くできるか考えていきたい…ですよね。


でも環境に執着したら、ただ漫然とそこに居続けること、変わらないことにこだわってより良い環境は得られない。

 

 


こんなふうに、執着をするとその対象を大切に出来なくなり、そのものの本当の良さが見えなくなり

 

どんどん幸せから遠のいていってしまうんです…!

 

 


変化が怖い、慣れ親しんだものがいい…その気持ちは私もよく分かりますよー

  

でも今持っている物を大切に出来ないのはつらいですね。

 
執着を止めれば

そのものの良さが見え大切にできるようになります。
執着に力を使う必要がなくなり自分に余裕ができます。

 
本当はいらなかったものを捨てることで、新しいより良い物が手に入ります。

 

執着を止めたらどんどん幸せになっていくんです。

 

 

執着は絶対に自分も人も幸せにしないし、執着をしなくても縁があればずっと側にあるはず。

私はそうやって少しずつ執着をやめて、縁があるものとずっと一緒にいながら、新しい縁も大事にできるようになりました。

 

楽ちんで幸せです…

 

怖いけど、執着はやめていきましょうねー