おはよーございます。
寒くなってきましたね。
こたつが幸せな季節です。
うちもこたつ生活です。
でもこれまで
なかなか踏み切れなかった経緯がある。
こたつではオシャレな部屋はつくれない
インテリア的にどうしてもダメだ
と譲れなかったために
踏み切れなかったこたつ。
でも冷静に考えたら
今は付き合いの長い友人しかうちに来ない。
散らかった部屋をさんざん見せているし
そもそもうちに来すぎていて
インテリアなんてもう見てくれなんかしない。
私は何に見栄を張っているんだ。
こんなことにやっと気づき
長年の夢だったこたつを数年前に購入した。
インテリアが好きだから
見せる人が来ないにしても
自己満足で完璧にしたかったけど
快適さを求める気持ちが抑えられなかったね。
歳をとると見栄と快適のせめぎ合いで
快適が勝ってしまうことが増える。（私の感想）
若い頃
「おしゃれは我慢だ」
が口癖だった私が
着やせより暖かさで着膨れる
ヒールで縦長効果をねらうより歩きやすさ
着たいデザインよりゆったりサイズやウエストゴム
見せたい素材より肌触り重視の素材
あぁ
こうして歳をとっていく・・・
でもまだまだ
快適さより見栄を張るところもある。
自分で言うのもなんですが
私は相当な見栄っ張り。
といっても
人から言わせると
見栄っ張りには見えないらしい。
あけすけで飾らない自然体とか言われる。
精一杯見栄を張っているのに
そうは見えないって、なんとも残念だよね。
そうそう
見栄って
心に良い見栄と心に悪い見栄があると思う。
見栄は上手に使えば
自分を向上させてくれるけど
見栄を下手に使うと
経済的に破綻したり
隠し事があるようないかがわしい雰囲気が出たり
無理をしすぎて緊張しやすくなったりする。
たとえば
全身ブランド品で固めるとか
身の丈に合わない生活を送るとか
資格や経歴だけをことさらにアピールするとか
友人知人にすごい人がいるのをアピールするとか。
今よく使われてる
ブランディングという言葉は
なんとなく
これに近い感じがする。
ブランディング自体は悪くない。
存在に気づいてもらうためには
多くの人が誇張をしている世界でありのままでは無理。
相対的に誇張せざるを得ない。
提供できるものを見えやすくするためには
自分の良い部分だけを切り取って見せることは親切。
だけど
誇張しすぎて虚偽に近くなったり
自分自身が良い部分しかないと思いこんでしまうと
提供する相手にも悪いし
心に悪いと思うんだよね。
心に良い見栄って
本来の自分からちょっと無理をする
本来の自分を底上げする
こんな感じじゃないかと思う。
いつもよりちょっと高い物を買う。
これまでの自分の経験では難しいことに挑戦する。
本来の自分よりちょっとだけ背伸びをした言動をとる。
人に見せるために自分を磨く。
こういうことって
嘘を塗り重ねていくというより
本来の自分の底上げに繋がると思う。
思う返してみると
私はこんなことばっかりで
結果的に少しずつ
本来の自分をステップアップさせられたと思ってる。
人から推薦されたリーダー役や
難しい仕事を
本当は自分なんかじゃ出来ない
なんて怖くてしかたないのに
「え。まぁいいけど」と安請け合いして
ブルってるのに余裕に見せたり
はじめてのクラブで
本当は田舎者丸出しで
わ。すごい。みんなキラキラ。どうしよう。
なんてビビってるくせに
負けないぐらい派手にしていって
「ふーん。こんなものなのね」
なんて劣等感を隠して振る舞ってみたり
イケメンに告白されたり
イケてる人に親しくしようと近づいてこられて
本当はオタクで暗いから
うそでしょいいんですかって思ってるくせに
「いいわよ。仲良くしてあげましょうか」
なんて必死についていこうとしたり。
本当にバカだなぁと思うんだけど
そうやって
少しずつ本当の力をつけていったように思う。
これはいまだに変わっていなくて
「臨床心理士！すごい」
「竹田さんのカウンセリングすごい」
「ブログの文章やTwitterの文章、すごすぎます」
なんて言われて
「うん。まぁね」
なんて態度をとりながらも
いやいやいやいや
他の臨床心理士はすごいかもしれないけど
私は資格持ってるだけの変な人だよ。
カウンセリングすごいって言われても
確かに結果は出ちゃっているけど
毎日必死でびくびくしてるよ。
文章すごいって言われるけど
確かに苦しんで一生懸命書いてはいるけど
まだ文章を書くことが苦手で
一般の人の日記に毛が生えたレベルだよ。
なんて本当は思っている。
お恥ずかしい。
まだまだ見栄を張っている。
関連記事
