逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

心を強くする方法②

<心を強くする方法①>

 

動じないこと
弱音を吐かないこと
人に頼らないことは

 

心が強いことにはならないということが
お分かりいただけたと思います。

 


では改めて

 

「心の強さ」
とはなんでしょうね。

 

 


私が考える

 

「心の強さ」は

 


・何があっても受け入れて、そこから対処していこうと思える

 

・自分や人に誠実

 

・自分や人を信じられる

 

・自分の人生に責任を持っている

 

 


人生はトラブルの連続。

 

人との繋がりは絶てません。

 

自分の人生は自分で何とかしなければいけません。

 

自分と一生つき合っていくものです。

 

 


このような変えられない事実と向き合いながら
生きていくことで得られるものが

 

「心の強さ」になるのではないでしょうか。

 

 


現実から目をそらしたくなることもありますよね。
時にはそうしたって良いですよね。

 

でもそらしたままでは
自分にとって不都合な現実が、変わらずずっと目の前にあることに。
そして余計に目をそらしたくなります。

 

ずっと現実から目をそらしつづけながら
目の前に不都合な現実という恐怖を感じながらと生きていく…

 

これでは
心を強くなんて保てるわけがありませんよね。

 

 

 

 

ではどうしたら
この現実と向き合う「心の強さ」が手に入るでしょうか。

 

 


それは

 

「自分の思い通りに生きること」

 だと私は考えています。

 

 


自分の思い通りに生きると言っても

 


自分勝手な行動をとる
人を思い通りにコントロールする

 

なんてことではありません。

 


これでは
ただの迷惑な人になってしまいますね。

 

 


「自分の思い通りに生きる」とは

 

「好き勝手に生きる」
という意味ではなくて

 

「自分を自由自在にコントロールして生きる」
という意味です。

 

 

 

 

あなたは
どんなときに
心が弱くなってしまいますか?

 


感情がコントロールできない
努力できない
気持ちが上げられないなど
自分が思うようにいかなくて不安になる

 


やりたいことがあるのに思うように出来なくて
無力感がある

 


何かあったらどうしたらいいかと考え
自分では対処できない、人は助けてくれるだろうかと
不安になる

 


こんなことで
心が弱くなってしまうのではないでしょうか。

 


でもこれは
自分を自由自在にコントロールできれば
全て解決してしまうんです。

 


自分を自由自在にコントロールできれば

 


自分の感情や気持ちややる気をコントロールできる
→自分は大丈夫だ。

 

自分がやりたいことに勇気を持って向かえる
→自分の思い通りに進める。

 

何かあっても対処しようと思える
傷ついた気持ちも癒していきながら進める
→自分は何があっても立ち上がれる。

 


こんなふうに
大きな安心が得られるんです。

 


そしてこの大きな安心が
結果的に

 

現実と向き合っていける力になるということも
お分かりいただけるのではないでしょうか。

 


自分をコントロールしたくなってきましたね。

 


<過去も他人も変えられる>
でも書きましたが

 

過去や他人、環境などは

変えられないことも無いですが

 

かなりの労力を要する上に
少ししかコントロールできませんよね。

 

過去や他人や環境を変えようとすれば
思い通りにいかないとイライラして
疲れ果ててしまいそうですね。

 


上手くいかないところに労力を使って
力を使い果たしていたら

 

いつまでたっても
効率よく力を使えません。

 


私もなかなか分からずに
無駄なところをコントロールしようともがいていました。

 

 


自分のことがコントロールできないと悩んでいる人は
過去や他人や環境など

変えることが難しいところに力を使って

へとへことになって心を弱くしているんですね。

 

 

 

過去や他人や環境など

難しいところを変えようとするのをやめて

 

自分自身を変えようとし続けることだけで心は強くなっていきます。

 

 

 

 

 

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