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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

人を愛する方法、愛される方法

人を愛したい。

 

人に愛されたい。

 


結局どんな人にも
この欲求はあると思うんです。

 


カウンセリングで
沢山の人の話を聞いてきて思うのは

 

人間不信の人も
人間嫌いに見える人も
人に関心がない人も
私のように孤独を必要としている人も

 


人を愛したい
人に愛されたい

 

という欲求は捨てられないから
苦しんでいるということ。

 


人なんてどうでもいい
人と関わりなんて持ちたくない
愛されたいなんて思っていない

 

そんなふうに思っているあなたも

 

本当は
人を愛したいし、愛されたいはず。

 


完全に
人を愛さない
人に愛されない

 

そんな孤独には
きっと耐えられないんじゃないでしょうか。

 

 

 

ところで

 

人を愛するには
人に愛されるには
どうしたらいいでしょうか。

 


人を愛したい
と言って悩む人は

 

「自分より人を大事にできない」
「大事な気持ちを持ち続けられない」

 

と言います。

 


好きだと思っても

 

自分ほど大事にできない。
気分によって変わったり
他に目移りしてしまう。

 


こんな悩みが多いのではないでしょうか。

 


これは若い頃には
誰でも思うことですよね。

 


実は
これには理由があるんです。

 


人は
「与えれば与えるほど大事になる」
からなんです。

 


例えば

 


ある出来事に
沢山の気力や情熱を注いで時間を費やすと
そのものに強い思い入れを持ちます。

 

何に対してもドライだったり
強い思いを持てないと悩んでいる人は
ただ単に
色んなことに気力や情熱を注いでいない
時間を費やしていないからなんですね。

 

 

 

猫や犬にご飯をあげて
ブラッシングやマッサージをしてあげて
一日中優しく声をかけてあげる。
遊びたがったら遊びにつきあってあげる。

 

自分がやりたいことがあっても後回しにして
そうやって世話をする。

 

自分の労力を費やして時間も費やす。
そうするとすごく大事になるんです。

 

良い悪いは別として
ペットをあまり大事に思えない人は
最低限の世話だけしているからなんですね。

 

 

 

人に対して
毎日気にかけて頻繁に声をかける。
その人が困っていたら面倒でも出来ることをやる。
自分がつらいときもその人のことを考える。
多くの時間を一緒に共有して
自分の時間をその人につかう。

 

そうやって
自分の労力を費やして時間を費やすと
自然と相手を大事に思えるようになるんです。

 

 

 

「これをやったら返してくれるだろう」
「暇だからやってやろう」

 

こんなふうに与えているようで実は与えていない人

 


「自分が助けてほしい」
「自分のことを気にかけてほしい」

 

こんなふうに人から与えてもらおうとする人は

 


自分が与えることができていないので

 

いつまでたっても
人を愛することができないんですね。

 

 

 

それでさっきの話に戻ると

 

若い頃は
当たり前ですが
余裕がなくて自分のことばっかりになりがちです。

 

だから
「与えれば与えるほど大事になる」
のに
与える機会が無いから

 

「自分より人を大事にできない」
「大事な気持ちを持ち続けられない」

 

わけです。

 


人を愛することが出来ないのは
そういう性格なのではなくて

 

「人に与えていない」
あるいは実際には与えていても
「労力や時間を費やしている感覚が持てていない」
だけです。

 


人に労力や時間を費やして
ちゃんとそれを実感すれば

 

人を愛することが出来るようになるんです。

 

 

 

また

 

人に愛されたい
と言って悩む人は

 

「自分は愛される人間じゃない」
「性格が悪いから」
「魅力や能力がなど何も持っていないから」

 

と言います。

 


愛されたいから

 

人に気を遣いすぎたり
人の期待に応えたり
魅力をつけよう能力を高めようと
必死に努力をしているのに愛されない。

 


こんな悩みが多いのではないでしょうか。

 

 

 

これにも理由があるんです。

 


先ほど言ったように

 

人は
「与えれば与えるほど大事になる」

 

ということは
「与えてもらえば与えてもらうほど大事にされる」
んです。

 


人に対して
困っているときに困っていると言える。
つらいときにつらいと言える。
そして気にかけてもらう。
お願いをして助けてもらう。
気にかけてもらったり助けてもらったら
ちゃんと感謝の気持ちをもつ。

 


そうやって
人に労力を費やしてもらい時間を費やしてもらうと
自然と相手に大事に思われるようになるんです。

 

例外として
迷惑をかけすぎたり

感謝の気持ちを持てなければダメですが。

 


愛されない人は

 

人に迷惑をかけられない。
自分のことは自分で。
人に助けてもらいたくない。

 

 

 

こんなふうに
全く人に与えさせない人です。

 

これじゃ
いつまでたっても
人に愛されることが難しいですね。

 


人に愛されないのは
そういう性格だとか
魅力や能力がないからではなくて

 


「人に与えさせない」
あるいは実際には与えられていても
「相手に迷惑をかけすぎたり感謝をしなかったりして
 与えて良かったと思わせない」
だけです。

 


人に労力や時間を費やしてもらって
ちゃんと感謝ができれば

 

人に愛されるようになるんです。

 

 

 

 

 

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