逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

頭の良い人の困難①-自分は間違っていないと思いこむ-

頭が良い。

 

これって
いいことしかない

 

みなさん
そう思いますよね。

 


でも
私自身が心を病んで
回復するまでの苦労の経験や

 

高IQのクライエントさんの
カウンセリングの経験から

 


頭の良さというのは
上手に使っていかないと

 

「心の病になりやすい」

 

という大変なリスクがあると分かりました。

 


このブログを読んで
私のところに相談にくる方は
まさにそういう

頭が良さを上手く使えず苦しんでいる方ばかりです。

 


頭の良さを上手に使えていない人に共通する

問題を抱えやすい
マイナスの思考や言動があります。

 

頭の良い人は
良くも悪くも自分を批判する性質があるので
それを全て自分のせいにしてしまいます。

 

マイナスの思考や言動は全て
自分の人格が悪く未熟なせいだとして
自分を否定し続けてしまう。

 


自分を否定することは
もちろん自己肯定感を下げることになりますね。

 

このブログで書き続けていますが
自己肯定感は心の健康には無くてはならないもの。

 

生きづらくなるのは当然ですね。

 

 

 


頭の良さを上手に使えていない人の
マイナスの思考や言動とは

 


・頭で分かった気になって行動ができていない

 

・想定しすぎて不安や恐怖が大きくなる

 

・正当化から抜け出せない

 

・人からの言葉を受け入れず自分の考えを変えない

 

・思いこみが激しい

 

・正しいことにこだわる

 

・物事の全体像を捉えづらく部分的に抜け落ちている

 

・人を責めすぎる

 

・自分の間違いを認められない

 

・会話を楽しめない

 


などなど。

 

まだまだ沢山ありますが
主な特徴を挙げてみました。

 


どうですか?
心当たりがあるのではないでしょうか。

 


これは残念ながら
人から
「こういう性格の人」「イヤな人」
と思われやすく

 

自分でもそう思いやすい。

 


そして
さらに困ったことに

 

これらのことは
考えることが苦手な人にも
よく見られる特徴でもあるので

 

「考えない人」と
誤解をされやすく
それで悔しい思いをすることも多い。

 

 

 

頭の良さを上手に使えないせいで

 

性格が悪い人
無能な人
頭が悪い人

 

と思われながら
悔しい思いをして
自分に自信を無くすことになる・・・

 


大変なことですね。

 

 

 

じゃあ頭の良さを上手に使えていない人は
なんでこんなふうになってしまいやすいのでしょうか。

 

 

その理由のひとつは

「自分は間違っていない」

と強く思っているからです。

 


このような人は

頭の良さと知的好奇心で
多くの情報を収集することができます。

 

その情報を使って
だいたいのことが予測できます。

 

「これまでこうなってきたということは
 ここからこうなる」

 

「この人のこれまでの言動から
 次はこう振る舞うだろう」

 

そして
日常的に
このような予測が当たってしまいます。

 

何度も何度も
自分の予測が当たる
という経験を積み重ねていきます。

 


そのせいで

 

「自分は間違っていない」

 

という強い信念ができあがってしまいます。

 

 

 

さて
これがとんでもなく大変なことだと
もうお分かりでしょうか。

 

人間は
最初は未熟なところから成熟していくものであるし
基本的に間違うようにできている。

 

それなのに
「自分は間違っていない」
という強い思いを抱えて生きていく。

 


・・・

 

そう。

 

これでは
未熟なままでいることになるし
自分の間違いを認められず
いつまでも間違いを正すことができなくなってしまいますね。

 


まだまだありますよ。

 

 

「自分は間違っていない」

 

だからこれはこうなるはず!

 

→思いこみが激しい

 

 

 

「自分は間違っていない」

 

自分以外の人の言葉は聞いても仕方ない!

 

→人の言葉を受け入れない

 

 

 

「自分は間違っていない」

 

自分はいつも正しい!

 

→間違っても認めず、正当化する

 

 

 

「自分は間違っていない」

 

自分が不安に思うということは危ない!

 

→不安が高いまま、マイナス思考から抜け出せない

 


もうここまでくると
生きづらいのは当然ですよね。

 


ね。
だから頭の良い人は
もう一段階
頭を使いましょう。

 

「自分は間違っていない」

という信念を捨てて

頭の良さを上手く使っていきましょう。

 

 


「予測が100回当たったから
 自分の予測は絶対正しい」

 

これ
本当ですか?

 

予測を1000回していて
当たったことだけ覚えていて
はずれたことを忘れていませんか。

 

 

 

「自分の予測はいつも当たる。
 だから自分は間違っていない」

 

これ
そうでしょうか?

 

予測は結構当たるけど
知識や経験不足で間違ったことを言ったり
つい早合点して間違ってしまったりしませんか。

 

 

 

「自分はいつもちゃんと考えている。
 だから自分は間違っていない」

 

これ
違いませんか?

 

いつも考えてはいるけど
感情的になって考えられなくなったり
全体をとらえられなくなっていたことありませんか。

 


どうですか。
人間の記憶なんて
いくらでも自分の都合のいいように
切り取ってしまっているもんです。

 


いくら頭が良くても
これまで予測が多く当たってきても

 

私もあなたも
絶対に間違っているんです。

 


自分が間違っていることを知って
頭の良さを生かしていきましょう。

 

 

 

 

 

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