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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

臨床心理士のカウンセリング能力

私は臨床心理士のカウンセリング能力に
疑問を持っています。

 


臨床心理士の資格で分かることは
最低限の学力と知識と経験を有している。

 


・・・
それだけではないでしょうか。

 


臨床心理士の職場や仕事内容は幅広く
カウンセリングが主な仕事というわけではありません。

 

なので
カウンセリング能力が
無ければいけないこともないですよね。

 


でも
カウンセリングを主としてつかう仕事なら

 

臨床心理士資格とカウンセリング能力は
全く無関係であることを
自分自身で理解していなければいけない

 

と私は思うんです。

 

 

 

ここで私の話をします。

 

大学院でのカウンセリングの学びは
私にとっては地獄でした。

 

大学院では
私はもっとも出来の悪い学生でした。

 

それは何故かというと

 


本当に
クライエントの助けになるのか
カウンセリングを進めていく上で必要なのか

 

意味が分からないこと
いや
確実に意味がないことを

 

カウンセラーの最低限の能力として
身につけるように強いられたからです。

 


ギフテッドの私は
「意味がない」
「無駄」
と無意識に察知すると
どんなにそれを押し込めて努力しようとしても
もうできないんです。

 

 

 

具体的にはアセスメント

 

初回の面接で
とにかく沢山の情報を収集する。

その際は

クライエントさんの気持ちなんて関係ない。
(かのように見えるやり方)

 


そして
発達障害の有無
病態水準
性格傾向
年齢と比較して幼稚かどうかなどなど

 

初回の面接で見破っていく。

 


こういうことを躊躇無くでき
クライエントさんをズバッと決めつける学生が優秀。

 

そんな世界でした。

 

 

 

私は

 

「一回の面接では分からない」

 

「リラックスをしていなければ
 その人の本質は分からない」

 

「数回の面接で見せる姿なんてほんの一面だから
 その人のことは分からない」

 

「その人を良くしていくためには
 問題点を見破ることじゃなく
 その人らしさを掘り出すこと」

 

「幼さを出しているか、大人としての振るまいができるか
 そんなことを見ても意味がない。
 最初の頃の面接での
 ちゃんとした振る舞いは防衛でしかなく
 カウンセリングを必要としている時点で
 精神的に未発達な部分は絶対にあるんだから。」

 


ということを分かっていたので

 

クライエントについて
活発に議論がなされているとき
私は何にも分からない無能な学生になっていました。

 

 

 

なんでしょうね。

 


精神科に勤めている臨床心理士であれば
精神科医に求められれば
内因性、外因性の病気を除外するために

情報収集に重きを置かなければならないんだと思います。

 


でも
多くの場合

 

臨床心理士がカウンセリングをする場合
健康度がある程度高い人のカウンセリングが主になるはずです。

 

それに
臨床心理士はそもそも診断ができない。

 


それなのに
大学院で

 

何が何でも情報収集
精神科医ばりにクライエントを決めつける
クライエントを監視する
自分が分からないことに気づかなくていい

 

なんてカウンセラーを養成している。

 


これじゃ
臨床心理士
無資格の人よりカウンセラーとしてダメ
と言われても仕方がない。

 


初心者のカウンセラーに
一番始めに必要なのは

 

温かいコミュニケーションをとれる能力

 

対人恐怖を無くして
目の前のクライエントに純粋に興味を持てるようになること

 

目の前のクライエントの
味方でいつづけるための努力ができること

 


こんなことのはずなのに

 

コミュニケーションが苦手
対人恐怖
人間不信のまま

 

アセスメントの能力をどんどん高め

 

人を上から目線でレッテルを貼っていく。

 


大学院でのカウンセラーの養成がこれでは
カウンセラーの未来はどうなるのか。

 

 

 

私にカウンセリングを求めてくる
クライエントのみなさんは

 


これまでに
カウンセリングを受けても

 

ただ情報収集されて
決めつけられて
気持ちを聞こうとしてもらえず
傷つけられ

 

カウンセラー不信は
自分のせいだと思い

 

余計に症状が悪化していったと
おっしゃる。

 


つらいです。

 

 

 

 


臨床心理士
カウンセリングをやっていきたい人は

 

どうか
知識やアセスメント能力だけでなく

 

ご自身の
コミュニケーション能力や
対人恐怖や人間不信などについて
いまいちど考えてみてください。

 

そうでないと
きっとクライエントさんを傷つけます。

 

クライエントさんを救いたいという
最初の志を忘れず

 

自分がやっていることが
本当にクライエントさんの助けになっているのか
つねに疑ってください。

 

 

 

クライエントさんは

 

臨床心理士だからといって
正しいし優秀
カウンセリングができる

 

なんて思わないでください。

 


あなたが感じている違和感は
あってるんです。

 

自分がいけないなんて思わないでください。

 

臨床心理士もさまざまです。

 

大変ですが
臨床心理士ではなくても
ちゃんとあなたを理解しようとしてくれる
カウンセラーはいるはずです。

 

がんばって見つけてほしいです。