逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

悲劇のヒロイン病

悲劇のヒロイン病

 

これは誰でもかかる病気です。

 


ヒロイン病という名前ですが
男性もかかります。

 


ずっとかかっている人もいれば
風邪のように
たまにかかる人もいる

 

とっても
かかりやすい病気です。

 


なんて

 

これは私が名付けた名前ですが

 


不安が高く情緒不安定
依存体質
自分の能力を生かせない
人と深い付き合いができない

 


こんな人に共通に見られる特徴なんです。

 

 

 

たとえば

 

困難にぶつかったり
嫌なことがあると

 

「なんで私ばっかりこんなに不幸なの」
「私はこんなにつらいのに誰も分かってくれない」
「私は世界で一番不幸」

 

とすぐに自分の不遇さに焦点を当てる。
そして
そのままそれに酔い続けたりもする。

 


どうでしょうか。
みなさん心当たりがあるんじゃないでしょうか。

 


私もいまだにこれとの戦いです。

 


私の場合
客観的にも大変な状況だったりもしますが

 

それでも
実際より少しでも大きく大変だと見積もって
自分に酔ってしまうと弊害があるんです。

 


最初は
ただ自分の心の動揺や悲しみ、苦しさなんかを
人に分かって欲しかっただけなんですが

 

それがだんだん
本当に自分がものすごい不幸な気になってきます。

 

気分は
世界で一番不幸な私
なんです。

 


そうすると
どうなるかというと

 


世界で一番不幸な私

悲しみは深く気分はどん底

 


世界で一番不幸な私

みじめになり自尊心はどん底

 


世界で一番不幸な私

こんなどん底では何もできるわけがない

 


なんてなってしまう。

 

 

 

そう

 

どんな人でも

 

悲劇のヒロイン病になると

 

気分は最悪
自尊心は下がりまくり
その状況を良くしていこうとできなくなる。

 


ただでさえ困難な状況なのに
気分は落ち込み
自信は無くなり
その困難な状況が持続する。

 

こんな大変なことが必ず起こる。

 


それなのに
なんで
みんな悲劇のヒロイン病にかかってしまうんでしょうか。

 

 

 

それは

 

悲劇のヒロイン病になると

 

世界で一番不幸なので
どうしようもないんだから
「なにもしなくていい」
という免罪符が手に入る。

 


世界で一番不幸なので
自分の気持ちを表現しなくても
自分の気持ちを理解しない人たちが悪い。
「伝える努力をしなくていい」
という免罪符が手に入る。

 

からです。

 


みんなこの免罪符を求めて
悲劇のヒロイン病にかかるんです。

 


でももう
分かっていただけたと思います。

 


この免罪符は

 

いつも
気分は落ち込み
自信は無くなり
その困難な状況が持続する

 

ことと引き替えです。

 


免罪符は欲しいですね。

 

つらいときに
その場で苦痛を和らげたいですね。

 


でもそのせいで
人生がつらいものになっていっているんです。

 


悲劇のヒロイン病

 

たまにはいいですよね。

 


でも
ずっとこの病気にかかっているせいで
人生をつらくしている人は

 

それでいいのか

 

苦しいから免罪符を求めたけど

 

それが
苦しみが一生続くことになってしまう

 

このことに気づいて欲しいんです。

 

 

 

 

 

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