逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

あなたの怒りは怒りではない

自分の怒りの大きさに困っている方。

 

あなたの怒りは
本当に「怒り」でしょうか。

 


自分の感覚的に

 

カッとする感じ
不快な感じ

 

これは本当の怒りだ
と思いますよね。

 


ところが
純粋な「怒り」というのは
意外と多くないんです。

 

 

 

たとえば

 

お子さんが連絡もなく
遅く帰ってきた。
「なんで連絡しないの!!心配するじゃない!」
なんて怒鳴ったりしてしまう。

 


最近彼氏が
連絡をあまりしてくれなくなってきた。
「つきあってるのにこれじゃ意味ない!」
「私のことどうでもいいのね!」
なんて泣きわめいてしまう。

 


怒っていますね。

 


・・・怒っていますか?

 


この二つの例では

 

怒りとは違う感情があるのに
その感情に
気づけない、表せないので
怒りとして表してしまっているんです。

 


お子さんのことで怒っている人

 

この人の本当の想いは
なんだと思いますか?

 

愛するわが子に何かあったらという
「不安や恐怖」

 

愛するわが子が自分の思い通りにならない
「焦り」

 

愛するわが子が親離れしていくのではないか
自分だけ置いて行かれるのではないかという
「焦りや寂しさ」

 

愛するわが子が自分の気持ちを考えてくれないという
「寂しさや悲しみ」

 

こんな想いがあるのではないでしょうか。

 

 

 


彼氏に対して怒っている人

 

彼が自分から気持ちが離れているんじゃないかという
「不安や恐怖」

 

彼が自分のことを大事にしていないんじゃないかという
「不安や悲しみ」

 

彼が自分がいなくても
人生が充実しているんじゃないかという
「寂しさや悔しさ」

 

自分自身が彼がいないとグラグラしてしまうという
「焦りや不安」

 

こんな想いがあるのではないでしょうか。

 

 

 

こんなような複雑な想いが混在して
大きな感情となり
抱えられずに怒りとして放出してしまうんです。

 

 

 

弱い人ほどよく怒る
と言われていますが

 

弱いというか
自分の想いを認める勇気がない人ほど
怒りが大きくなるんです。

 


本当は不安だったんだなぁ

 

本当は怖かったんだなぁ

 

本当は恥ずかしかったんだなぁ

 

本当は寂しかったんだなぁ

 


こんな想いを認めることは
じつは
すごく苦しいことです。

 


弱音を簡単に言える人は
一見弱そうに見えますが

 

実はとても強い人で

 

 

 

人を威嚇して
いつも怒っている人は
すごく強そうに見えて怖がられますが

 

実は勇気のない人なんですね。

 


怒りの大きさの原因は

 

分からない自分の想い
認めたくない自分の弱さ

 

それを自分で
全部怒りに変える作業をしているからです。

 


怒りを抑えるのではなく

 

自分の怒りに込められた
本当の想いを見つけることが

 

怒りを小さくしていく方法です。

 

 

 

 

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