読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

怒りと知性

怒りをコントロールするために

 


「怒ってはいけない」
と抑える形をとってしまっていませんか。

 

 

 

これでは
怒りはコントロールできません。

 

余計に
怒りが頭から離れなくなってしまいます。

 

 

 

感情をコントロールするには
知性が必要とされます。

 


感情と知性は
うまくバランスをとりあっていて

 

感情が強い場合
知性をつかって抑えることができる。

 


一方で
知性が強すぎると
感情が抑えられすぎてしまい

 

人との温かい交流が難しくなり
人生が無味乾燥になる。

 

こんなリスクもあります。

 

 

 

 


具体的に
どうやって知性を使って
怒りをコントロールするのでしょうか。

 


・自分が目的とすることを考える
・怒りが喚起した場面を詳細に分析する

 


などが考えられます。

 

 

 


相手に怒りをぶつけてしまうという場合
について考えてみましょう。

 


怒りを持つことは悪いことではありませんね。

 

ただ
それを相手にぶつけることは
あなたの目的とあっているでしょうか。

 

 

 

怒りをぶつけるときというのは

 

だいたい

 


相手に間違いを認めてもらって理解して欲しい

 

さまざまな誤解をときたい

 

自分の悲しみや苦しさなど感情を分かって欲しい

 

なんてときじゃないでしょうか。

 


だとしたら・・・

 

怒っても

 

絶対に目的は果たされないですよね。
絶対に。

 


あなたが怒ったら
相手はあなたの怒りにしか注意が向きません。

 

相手は
緊張したり、おびえたり、怒ったりして
言っている内容は入ってきません。

 


相手に怒りをぶつけてしまうと

目的が

 

怒ってすっきりしたい
発散したい

 

にすり替わってしまいます。

 

 

 

これでは

 

当初の目的は果たされず

 

感情的な人だと思われる。
嫌われる。
などのリスクも出てきてしまいます。

 

 

 

怒りを持った後

 

しっかりと
自分の思いを理解してもらうことが目的

 

と何度も思い返すこと。

 

冷静に伝えないと
絶対に理解してもらえないことを思い出しましょう。

 


どうしても
ぶつけてしまうときは
思いを理解してもらうことを諦め
数々のリスクを覚悟しましょう。

 


こうすることで
相手に怒りをぶつける頻度は
格段に減っていくはずです。

 

 

 

 


つぎに

 

怒りの場面では
ぐっと押さえることができたのに
後から怒りがこみ上げてきてしまう場合
について考えます。

 

 

怒りが収まらないときは

 

「自分が不当に扱われた」
という思いがぐるぐるしていませんか。

 


確かに
その通りのこともあるでしょう。

 

しかし多くの場合
相手にはその意図がないんです。

 

 

悪気がないなら許さなきゃいけない

悪気がないからってこっちが我慢しなきゃいけないのか

 

なんて話ではなく
相手の悪気の有無が
あなたの怒りの主な原因になっているので

 

あなたが楽になるために考える必要があるんです。

 

 

 

あなたが不当にあつかわれたと思った相手は

 

たいていの場合

 

・なにも考えていない(思考力がない)
・自制心がない(少しの不満を言動に表す)
・自己中心的(大人になりきれていない)

 

という人です。

 


どうでしょうか。
当たっているんじゃないでしょうか。

 


「あなたを攻撃した」というより

 

自分のことで精一杯で
「あなたのことまで気を回せない」
「理解力を持ち合わせていない」

 

ということが正解です。

 

 

 

失礼なことは失礼です。
イヤなことはイヤです。
ちゃんと事実は理解して欲しいです。

 

腹がたちます。

 

でも
それが無理な相手だった。
こっちがどんなに頑張っても仕方ない。

 

これは知っておかなければいけません。

 


こうすることで
押さえるのではなく
馬鹿らしくなって諦めるという形で
怒りが減っていくはずです。

 

 

 

怒りは
抑えようとしても抑えられません。

 

こんなふうに
頭を使って
知性で怒りをコントロールしていきましょう。