逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ASD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

今すぐできる社会貢献


社会貢献という言葉は
あいまいな言葉だと私は思うんです。

 


仕事をしていれば社会貢献
ボランティアをしていれば社会貢献

 


このような社会貢献をしている人の中にも
自分の利益の方を考えている人もいますよね。

 


良い悪いは別として

 

こういう
目に見えやすい社会貢献ばかりが評価されるせいで
そうでない人の無力感が高まってしまうなぁと思うんです。

 

 

  


私の話になってしまいますが

 

私は社会貢献ができないことに苦しんできました。

 


生い立ちが過酷だったもので 

人並みの心の成長が出来ず、日常生活を送るスキルすら持てず

心の病気を発症して


仕事という社会貢献をしたくても
自分のことすらままならない状況でした。

 

 

 

社会貢献をしたいという大きな気持ちはあっても
努力はしたくてもスタートラインにすら立てない。

 

そんな思いでした。

 


社会貢献ができないどころか
保険証も身分証も取得できず

社会から抹消されている存在でした。

 




絶望しながらも
とにかく自分が今出来ることをやり続けた結果

 

私は気づきました。

 

 


一般的に言われている社会貢献とは


わかりやすいある一つのやり方であって
まだまだ他のやり方もある、と。

 


力やスキルがある人は
仕事やボランティアなど、わかりやすい社会貢献をすればいい。

  

 

でもそうじゃない人は
社会貢献ができないのか考えてほしいんです。

 

 

 


わかりやすい社会貢献を求めるあまり
世の中は殺伐としているように見えます。

 

 

みんな真面目に頑張っていて
いつもへとへとで
お互いに傷つけ合って
自分だけがつらいような気持ちになって
自分が得ることばかり考えるようになってしまう…

 


社会貢献をしながら
社会にマイナスのことをしているようです。

 

 

 

自分の一挙手一投足が
どれだけ社会に影響力があるかを
みなさんわかっていないんじゃないかと思うんです。

 

 

 

毎日ヘトヘトの状態で

 

あなたに
笑顔をくれる人がいたらどうでしょうか。

 

ほんの少し困っているときに
手をさしのべられたらどうでしょうか。

 

あなたの話を聞きたいと
思ってくれる人がいたらどうでしょうか。

 

あなたの存在に
感謝をしてくれる人がいたらどうでしょうか。

 

あなたのつらさを
分かってくれる人がいたらどうでしょうか。

 

 

きっと
明日への活力になって
仕事のモチベーションは上がり
仕事のパフォーマンスが上がるはずです。

 

 

何らかの依存や
心の病気だって未然に防がるかもしれない。

 


こんなことが起こり得る。

 

 

一人のちょっとした行動ひとつで

 

誰かの
モチベーションや
パフォーマンスが上がる

心の健康を保てる

 

これは立派な社会貢献ではないでしょうか。

 

 

 

いま恵まれない状況でつらいあなた。

自分には何もない
社会に何もできないお荷物だと言って自分を責めたくなりますね。

 

でも、そんなはずはありません。

 

今すぐできる社会貢献がある。

 

 

 

あなたが機嫌良くいるだけで

家族は嬉しい。


家族が元気に社会貢献できる。

 

 

あなたが誰かの話を興味を持って聞くだけで
その人は救われる。


その人は元気に社会貢献できる。

 

 

あなたが誰かの味方になれば
その人は救われる。

その人は元気に社会貢献できる。

 

 

 

わかりやすい社会貢献は
人に認めてもらえます。

 

だから
そっちがいいと思いますね。

 

でも
自分しか知らなくても社会に貢献できたと確信できる
本当の意味で人の役に立てたと確信できる

 

この、人の評価を必要としない社会貢献をする幸せは

 

わかりやすい社会貢献では
得難いものだと私は思うんです。

 

 


人には見えづらい社会貢献をすべきだと言いたいんじゃありません。

 


人の評価を抜いた社会貢献が
あなたの幸福感を増やしてくれるはずです。

 

だから求める幸せのために


今すぐできる

自分だけしか知らない

社会貢献をしてほしいと私は思うんです。