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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

境界性人格障害⑩-試し行為-

境界性人格障害

ボーダーは

試し行為と言われる行為を
人に対してつねに行っています。

 

自分から近づいて冷たくしたり
別れる気が無いのに別れようと言ったり
突拍子もない言動をしても変わらぬ愛情を望んだり。

 

これは
幼少期に自分を受け入れられなかったため
どこまで自分がひどいことをしても
変わらず受け入れてくれるか試している
と言われています。

 


私自身の経験だと
そんな感じはしません。

 

試し行為と言われる行為をしている時には

 

ただ
受け入れて欲しい!
受け入れてくれるはず!
という感情しかありません。

 

どこまで受け入れてくれるかなんて
冷静に考えられてはいない。


受け入れてくれないとしても
自分のワガママが止まらない感じ。

 

 

ただ
目の前の人の反応が欲しくて仕方ない。

 

自分の行為によって
人を思い通りにコントロールしようとしている。

 


こんなふうに
試すというより

人をコントロールしようとする意味の方が強い。

 

 

私が
何故そんなことを繰り返してきたのか

 

今になって考えてみると 

自分という存在がずっと無視されてきて
自分の本来の言動に反応してもらう経験が無かった。

 

自分の言動に人が反応すること

人をコントロールすることで

やっと

「存在を認められた」

と思っていたのかも知れません。

 

 


普通の子どもは
自分の言動に対して

 

「そうねそうね」
「そうしちゃったのね」
「こわかったね」
「できたね」

 

などなど
とにかく沢山の反応をしてもらって育ちます。

 


おもちゃが欲しくて
床でジタバタしたり
泣いてそこから動かなかったりして

 

自分のワガママが通ったり通らなかったりして
状況が変わる経験をしています。

 

そうやって

養育過程で自分の存在価値を認められる。

 

一方

ボーダーは
それが全く得られなかった。

 

そして大人になって
それをやっているつもりで
恐ろしい行動になってしまうのです。

 


ボーダーは
他の方法で

存在価値を認められることを考えなきゃいけない。

 

人をコントロールできたって

それは自分の存在を認められたわけじゃない。

 

人を自由にして

それで自分の存在を認めてもらわなきゃ

意味がない。

 

 

それに

ボーダーが一番望んでいるのは

人に好かれることだ
ということをつねに考えなきゃいけない。

 


試し行動と言われる

人をコントロールすることは

100パーセント嫌われます。

 

嫌われてから

自分の魅力がどうとか
どうしたらよかったかとか
悩んだって仕方ない。

 

どんなに
芸能人のように美しくても
仏のように性格が良くても

その人がいきなり人の顔につばを吐きかけてきたら
その人を受け入れられますか?

 

それぐらい
誰がやっても
衝撃を受けること
嫌われることを
私たちはやっている。

 

 

どうしても
そういう試し行為をしてしまうなら

そんなことをしたから嫌われたんだ
とちゃんと理解しなきゃいけない。

 

 

人をコントロールすることは

存在を認められたことにならない。

 

誰がやっても

嫌われる行為をしている。

 

これが分からず

ボーダーは試し行為をしてしまうんです。

 

 

 

 

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