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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

境界性人格障害⑧ー自傷行為ー

境界性人格障害

ボーダーと自傷行為は切っても切れないものです。

 

ボーダーの自傷行為
構って欲しいがゆえに行われる
と決めつけられがちですが
それだけではありません。

 

たしかに
相手の関心を自分に向けようとするために
自殺をほのめかすこともあります。

 

しかし
本当に苦しくて
本気で命を絶とうとしていることもあるので
注意が必要です。

 


私はと言えば
リストカットをしようと思ったことは
一度もありませんでした。

 

美に異常にこだわりがあった私は
自分の体に傷が付くことは許されなかった。

 

何度か
本気で車や電車に飛び込もうとしたことはありました。

 

でも
それまでの人生で
とても苦しいばかりだったけど
心から幸せだと思えた瞬間もあった。

 

そして
またその思いを持ちたい!という欲が出てきて
いつも実行をとどまらせました。

 


ボーダーを発症するまでに
ほんの少しでも幸せだ
と思える記憶が無かったら
あのとき命を絶ってしまったかもしれない。

 

そう考えると
私は運が良かった。

 


私にとっての自傷行為

事件を起こすこと
全てを壊すこと
だったように思います。

 


衝撃的な事件を起こせば
みんなが重たい期待をかけてきた私を壊せる。

人間関係を捨てされる。

 


これまで積み重ねてきたものや
大事な物を壊してしまうことで

 

自分は激しくショックを受ける。
だけどそれで生きている実感を持てる。

自分から壊すことで
壊れてしまう、作り上げられない失望をせずに済む。

 

こんな思考で
普通ではありえない破壊活動を繰り返す。

 

 

ボーダーの強さは
悪い意味で
壊すこと、失うことを恐れないところにある。

 


いま私が
自分は弱くなったな
と感じるのは

 

積み上げてきたものを壊すのがもったいない
という思いを持つようになったことや

 

積み上げてくるまでに多くの人の協力があったために
壊したくても壊せない
という思いを持つようになったせいです。

 


弱くなったのではなく
普通の感覚なんですよね。

 

まだ私は
ボーダーの時の恐れない気持ちを持っていた自分が
懐かしく羨ましくなってしまいます。