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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

境界性人格障害④-普通ではない行動-

悪化をしてくると

 

明らかに
普通ではない行動をとるように
なっていきます。

 

彼とデート中
そこそこの値段の個室の居酒屋で
隣で大学生が大騒ぎしています。

 

こんなことは
よくあることです。

 

でも当時の私は
とんでもない思考回路を持っていました。

 

値段が高めの個室の居酒屋だったら
ゆっくりできると思ったのに。
せっかくの彼との貴重な時間を台無しにされた。
私の幸せを壊された。
幸せを壊した人間は絶対に許さない。

 

そして怒りが最高潮に達した私は

ゆっくりと立ち上がり
制止する彼を振り払い
隣の部屋をガラッと開け

 

「うるさい!!!いいかげんにしろ!!!」
と半狂乱で叫びます。

 

もちろん静かになりました。

こういう時にクレームを入れる人はいるかもしれませんが
普通は大人としての態度を保ってそれをする。

でも目の前の女は
理性をどこかに捨て去り
必死の形相で叫んでいる。

 

「あぶない」
「何をされるか分からない」
そう思いますよね。

 

一緒にいた彼は
どれだけいたたまれない気持ちだったでしょう。
男として面目は立たないし
人目があって恥ずかしい。
自分の好きな人の異常な行動。

 

それでも
彼が私から離れなかったのは
愛情からではなく
彼が私がおかしいということを
認めたくない、認められない
だけだったことは
後で知ることになります。

 


まだまだ
そんな普通ではないエピソードは沢山あります。

 

電車の切符を買うために並んでいた時
反社会勢力のいかにも悪そうな男の人が
割り込んできます。

 

すると私はカッとして
「おい!おっさん!割り込むんじゃねーよ!!」
と叫びます。
もちろん男の人は私に詰め寄り
殴るぎりぎりまでいきます。
私が女でなければボコボコにされていたでしょう。

 


歩いていて
わざとじゃないかと思うほど
強くぶつかってきてツンとして去っていく人がいます。

ボーダーの時の私は
相手の胸ぐらをつかむのです。
信じられない行動です。
だいたいは
「頭おかしいんじゃねーの」
と言われて立ち去られますが
一度つかみあいになったこともありました。

 


私は
このようなとんでもない行動を
世直し
自分の権利を獲得するのは当然
と思っていました。

 

そして
これだけのことをしても
ボーダー特有の
感情を発散するとスッキリして元にもどる術により
すっかり機嫌良く普通の女の子に戻るのです。

 


このような
普通ではない行動を私がしていたと

今、人に話しても
正反対の印象である現在の姿に
絶対にあり得ないと信じてもらえません。

 

じゃあ
今無理をしているとか
トレーニングでこうなったのかというと
そうではありません。

 

だからこそ
ボーダーは病気であり

治るものだと
私ははっきりと言えるんです。