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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

視覚優位型はイメージが重要①

ADHD、ギフテッドは
視覚優位型が多い。

 

順序立てて処理する
継次処理よりも

 

パッとみていっぺんに処理する
同時処理が得意なので

 

それは当たり前ですね。

 


自分が視覚優位であること。

 

これは

弱点でもあり強みでもあるので
しっかり意識して戦略を立てる必要があります。

 


視覚優位型が人の話を理解する。


人の話を聞いて理解することは

完全に継次処理なので
視覚優位は不利です。

 

コミュニケーションのほとんどは
会話だというのに
なんて悲劇だ・・・
と思いますね。

 


視覚優位なのに
普通の人のように理解しようとすると
どうなるかというと

 

人の言葉を断片的に切り取ってしまいます。

 

人の話は
ストーリーになっていて
最初から最後までで意味を成します。
継次処理が必要です。

 

それなのに
出てきた言葉を
瞬間瞬間で処理しようとするので

 

早合点になり
話を取り違え
あげ足取りになってしまう。

 

みなさん
心当たりありますね?

 


視覚優位型の人は
話を聞いて理解できないのは
頭が悪いわけではなかったのです。

 

じゃあ
どうすれば
人並みのスピードで
人の話を理解することができるのでしょうか。

 


それは
視覚優位型の武器
イメージを使うんです。

 

この武器は
上手に使えるようになると
人並みどころか
それを超えたスピードが出てきます。

 

視覚優位型には
スピードという優れた能力があります。

 


では
これを具体的に
会話場面で使ってみましょう。

 


「昨日近くのコンビニに行って雑誌を買いに行ってさ。
そしたら美味しそうな新作のスイーツとかお菓子がいっぱいあって
買おうとしたんだけど雑誌が邪魔で脇に挟んだんだ。それでお菓子を取ったらガムテープとマスクが必要だったと思い出してカゴを持つのが面倒で
両手いっぱいになってお会計に行ってさ。そしたら店員さんがにらんできて、何かと思ったら脇にしっかり挟んでた雑誌を忘れててわざと万引きしようとしたと思われちゃったよ。」

 

長い・・・

これを
文字ではなく言葉で
友人にバーッと話されると
そうなんだーとしか思いません。

 


でも
これをイメージ化しましょう。
友人はカゴを持つのが面倒で脇に雑誌を挟んで両手いっぱいの
スイーツと雑貨を持ちお会計に。
うっかりして店員さんに万引きと間違われる。

 

すると
かなりのスピードで状況が把握できませんか?
なるほど。
ありそう。
あるある。
なんて思えたりするんじゃないでしょうか。

 

 

さらにもうひとつ。

 

友人が
「昨日彼女にバカって言ってしまったよ」
なんて言ってきたとします。

 

これを聞いた視覚優位者は
「人に向かってバカなんていうなんて何事だ!」
なんてなります。

 

これは
言葉に対する普通の反応ですね。

 


でも

あなたと友人は
10年来のつき合いだとします。

 

そうすると
先ほど言ったように
人の話にはストーリーがあるので
ここには10年分のストーリーがありますね。

 

これをどんどんイメージ化していきましょう。

 


友人をドラマの主人公をして
物語を作ってください。

 

主人公はお人好し。
いつも人に気遣いをしている。
仕事も真面目で責任感がある。

 

この主人公は女性に振り回されがちで
いつも痛い目にあってきた。
お金を貢いだり
仕事で忙しいのに無理をして時間を作ったり。
でもいつも良い人すぎると言ってふられてしまう。
そんなことを10年近くも続けている。
そんな自分が嫌になり
もっと自分を大事にしようと決意する。
そして新しく彼女が出来る。
これまでと同じ振り回すタイプの女性。
虫の居所が悪いと主人公に当たり散らす。
昨日も「あなたはいつもここが悪い!ひどい!バカ!」
と言ってきました。
そこで主人公は初めて腹をたてました。
「いつもいつも八つ当たりするな!バカ!」

 


そんな主人公があなたに
「昨日彼女にバカって言ってしまったよ」
と言ってきました。

 

さて

先ほどと何かしら

気持ちが変わりませんか?


おーよく言ってやったな

 

なんて思いませんか?(笑)

 

 


ちょっと例えが下手くそで
上手く伝わったか分かりませんが

 

人が話す言葉は
ドラマの主人公のように
積み重ねていって
聞いていけばいいんです。

 

相手と知り合って10分だとしても
10分のストーリーができるはずです。

 


これはなかなか難しいですが
慣れるととても楽に人の話が聞けるようになります。

 

こんなふうに
視覚優位型は
聞いた言葉をそのまま理解しようとしても難しいので
イメージを上手く使う必要があるのです。