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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

同じ失敗を繰り返してしまう

同じ失敗を繰り返してしまう

 

こんな悩みを持っている人
多いんじゃないでしょうか。

 

それで
「何度言ったら分かるんだ!」
「それ何回目?」
とか言われてしまって

 

学ばない
懲りない
反省しない
とレッテルを貼られ

 

自分は
同じ過ちを繰り返す無能な人間。

 

なんて
思ってしまう。

 


一度の失敗もつらいのに
それが同じ事だと
もう自分が嫌になってしまいますね。

 

 

どうして
同じ事を繰り返してしまうのでしょうか。

 

どうしたら
それが防げるのでしょうか。

 


これまでのカウンセリングで
このような悩みをもつ人に共通していたのは

 

とにかく
緊張が高い。

 

一般的に緊張というと
大勢の前でプレゼンや挨拶をするとき
好きな人の前
などを思い浮かべると思います。

 

でも緊張が高い人というのは

 


日常的に緊張しています。

 

自分のことを振り返ったり
クライエントさんのお話を総合したりすると

 

ADHDの人やその傾向にある人が

 

失敗が多い故に

 

失敗しないように
自分をコントロールしようとする。
相手の反応を逐一見て判断しようとする。

 

そして
つねに緊張する。

 

というふうになっているようです。

 

つねに緊張してしまうことを
改善することは
時間をかけてゆっくり取り組むことになりますが

 

まずは
つねに緊張している状態で
どう上手くやるかと考えましょう。

 


とにかく頭に入れておいてほしいのは

 

緊張は
かなりの勢いで
思考を停止させます。

 

これは
どんなにIQが高くても
です。

 


ということは
どんなに
必死に考えよう
理解しよう

と努力したところで

 

緊張がどうにもならなければ
絶対に!!
無理なんです。

 


どうですか?

 

考えられない
理解できない
と思っていた場面

 

全部
緊張場面じゃないですか?

 


例えば

 

失敗した!
なんとかしなきゃ

 

怒られた!
怖い!
なんとかこの場を収めなければ

 

できない!
苦手なことなのに
きっとまたダメだ

 

みたいな感じです。

 


こんなとき
緊張しちゃいますよね。
怖いですよね。

 

でも
これからは
緊張して思考停止してもいいから

 

必ず
今緊張してるな
今緊張してて思考が停止しているな
と気づいてください。

 

まずは
そこからです。

 


今までのように
気合いで考えよう
なんとかしようとしても
絶対に無理なんです。

 

また同じ事を繰り返すだけです。

 


緊張に気づけるようになったら
こっちのものです。

 


緊張しているときは考えても無理なんだと
理解できるようになっているはずです。

 

緊張しているときは
考えることを諦められるようになり
変な思いこみも減っていきます。

 

緊張が和らいできたら
それも分かるので
そのタイミングで考えることができます。

 


ここでも
<つい余計な一言を言ってしまう>
でも書いたやりかたを使います。

 


その場で何とかしよう
理解しようとするから
同じ事を繰り返すんです。

 

もうそれは
絶対無理なので諦めてください。

 

緊張がおさまってから
数分後、数時間後に思い返して
あの場面では何が起きたのか
次はどうやろうか
と考えてください。

 

失敗した場面なんて
思い返したくない!

 

それはそうです。
嫌です。

 

でも
だから
同じ失敗を繰り返してしまいます。

 


緊張が高い人は
どうしても
失敗をおさらいする方法しかありません。

 

失敗をしたら
その場で理解してやりとりすることは
諦めてください。

 

とりあえずは平身低頭しかない。

 

落ち着いたら
おさらいして
次にどうしようか考えればいいんです。
落ち着いていたらできますから。

 


ただ
ひとつ例外があります。

 

正当化をする人

 

自分が失敗しても
人に迷惑かけても

 

自分は悪くない!と考え続ける人は
残念ながら無理です。

 

落ち着いてから考えても
「自分は悪くない!」ばかりになるので
感情を高めっぱなしになります。

 

だから
思考は停止しっぱなしです。

 


いつも
「自分は悪くない!」
と考える人

 

それはそれでいいですが
思考を停止させることで
同じ失敗を繰り返すことは
覚悟してくださいね。