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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

怒りは燃やし尽くして火種を残さない

飽きるまで怒ったことありますか?

 

飽きるまで怒るって
耳慣れない言葉ですね。

 


普通は

激しく怒りたい事態があっても
ある程度で収めないとカッコがつかないから
すぐ冷静になるし

 

一人で怒っていても
考えれば考えるほどつらくなるからやめる。

 

 
人に説得させられたり
自分を納得させて収めたりもありますね。

 

 

 

こうして


怒りが収まったようで
収まっていなくて

 

完全に消火していない火種を
沢山抱えている。

 

 

クライエントのみなさんは
そういう方が多い。

 


そうして


その残った怒りの火種の周辺に
燃えやすい物が近づくと

 

ボウッと
すぐに燃え上がる。

 

「あのときもこのときもそうだった!!」

 

「こういう人はこういうことをするんだ!!」

 

「自分は間違っていないのに!!」

 

 


最初の怒りとは関係ない
以前の怒りも持って来てしまい
ものすごい大きさの怒りになる。

 


そんな大きすぎる怒りは

 

人目にさらせない

コントロール不能

だから抑える


自分じゃ抱えられないから

無かったことにする。

 

 

そしてまた
火種を増やしていく・・・

 


こんな負のスパイラルが起きています。

 

 


そんな人に対して
私はカウンセリングで
どんな関わりをするかというと

 

本人が押し込めすぎて
怒り方を忘れているので代わりに怒る。

 

本人が怒るエネルギーがない
考えるのがつらいので
私が負担を負う。

 

という感じです。

 


話を聞きながら
とことん私は怒ります。

 

自分の一方的な話をするのではなく
クライエントさんの立場から離れずに
怒る怒る。

 

そうすると
クライエントさんも
自分の怒りに気づいて
怒ります。

 

でも
私に怒ってもらっている分
負担が少しで済みます。

 

だんだん
自分の怒りが収まってくる感覚を覚えます。

 

それでも私は怒る怒る・・・

 

すると
怒ることに飽きてきているクライエントさんは
そんな私をなだめる。

 


これは
一見
日常でよくある
話している人を置いてけぼりして
勝手に怒っている人
に見えなくも無いですが

  

私の怒りは
自分の感情ではありません。

 


もし私が自分の感情で怒るとすると

 

私は劣悪な環境にいたので
同じ経験でも

大したことが無いと感じてしまいます。

 


だから
完全にクライエントさんに成り代わって
とことん怒っているだけです。

 

 


話を戻すと

 

飽きるまで怒ること
をちゃんとやると

 

怒るのが馬鹿らしくなって
どうでもよくなる
という経験をします。

 

それで
火種を残さないでいられる。

 


一人でこれをやるのは
かなり難易度が高いです。

 

できれば
完全にあなたの味方になってくれる人

プロの協力を得て
腹が立ったときは
飽きるまで怒ってみましょう。