逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

大人のADHD⑧ー自分を決めつけるー

<自分の性格は自分が作り上げる①>
<自分の性格は自分が作り上げる②>
<自分の性格は自分が作り上げる③>
で言ったように

 

自分で自分を決めつけると大変です。
そんな自分になっていくんですから。

 

なのに
ADHDの人は
とにかく自分を決めつけます。

 


<大人のADHD⑦ー思いこみが激しいー>
で言ったように

 


ちょっと情報を得ると
これはこういうことか!
と決めつける。

 

だから
ちょっと自分を知ると
自分はこうだ!と決めつける。

 

そして
過集中で
自分の頭の中でそれをずっと考える。

 

沢山考えるから
絶対に

自分はこうだ!と思い込み
ほんの少しの自己理解と

決めつけで出来上がった
独りよがりな自分像を自分だと思う。

 

そして
日常で

その自分像に
合った情報だけを選択的に取り
合わない周囲の情報は排除し

 

絶対こうだーーー!
とドンドン強く決めつけていきます。

 

これが本当に怖いことです。

 


本人が望んだように

いや
望んでないけど
間違いを認められない。
今さら引き返せない。

だから
大変な症状
大変な性格
を決して変えられない
ところまで持って行ってしまうのです。

 

もしかしたら
と自分に期待して

裏切られたらショックです。

 

だから

自分は変わらない
と思わないといられない。

 

それは

無理はないと思います。

 

でも
それだけ
苦しんでいるからこそ
苦しみから抜け出さなきゃいけない。

 

昨日まではこうだったけど
今日は分からない

 

自分はこういう傾向がものすごくあるけど
だからといって
必ずそうなるかは分からない

 

ADHDの症状は

自分のせいではないし
努力不足ではないけど
まだ変えられることはあるかもしれない

 

そんなふうに考えて欲しいんです。

 


自分のせいではないのに
ずっと苦しんできた人が

 

自分の思いこみによって
苦しみから完全に抜け出せなくなることが
私は怖くてしかたないんです。