逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

ギフテッド⑦

ギフテッドの記憶力の良さは
対人関係を本当に難しくします。

 

<ギフテッド⑥>
で言ったように
覚えようとしなくても
人が言ったことを覚えているので
人に対して不信感を抱きやすいんです。

 

多くの人は
嘘をついているつもりはないし
その場しのぎの言い逃れや
社交辞令などを頻繁に使っていて
言動が一貫しないことは一般的であるとも言えます。

 

でもギフテッドは
自分が言動を一致させようと日々努力しているし
一致していなければその自覚があるので
言動が一貫しない人が
すごく不誠実で嘘つきに見えます。

 

そして
ギフテッドは
自身が道徳観念が強く誠実なので
人も皆、誠実だと思い込んでいるので
不誠実や嘘を知ったときのショックは
とてもとても大きいのです。

 


そのショックの大きさを例えると

 

自分の親友。
とても誠実で頼りになって
全てを信用して任せられる人。
そんな人が嘘だらけだった。

 

自分の恋人。
いつも自分を気にかけてくれて
遊びよりも仕事というお堅い人
真面目すぎるぐらい真面目な人。
そんな人が浮気をしていた。

 

もし
そんなことが
あなたに起きたら
どんな思いになりますか?

 

とてつもないショックで
ずっと立ち直れないでしょうし
ものすごい怒りが湧くでしょうし
人間不信にもなってしまうのではないでしょうか。

 

その先の人生にも
陰を落とすぐらい
大きな影響ではないでしょうか?

 

ギフテッドは
そのくらいのショックを
対人場面でよく味わうのです。

 

そして
記憶力がいいので
余計にその頻度は高くなり
記憶が正確なので
嘘を言った場面だけでなく、それに関連する場面
たとえば
これが嘘ということは
あの場面もあの場面も嘘になる!
と全てがリアルに思い出されるので
ショックもまた大きくなります。

 

本当に苦しいのです。

 

こういう話をすると
人に期待しすぎるからいけない
と言われます。

 

確かにみなさんの考え方だと
期待になるんですよね。

 

でもギフテッドは
期待なんてしません。
期待はその人にこうあってほしい
と思うことです。
ギフテッドは
自分も自由を望み
相手も自由であることを望んでいます。

 


単純に相手が
自分は誠実だ!と表現するので
そのまま受け取っているだけなんです。
それ以外の選択肢は
疑ってかかるということしかありません。

 

私たちが人に期待しているんじゃなく
皆さんが常に疑ってかかっているだけだ。
そう言いたいんです。

 


話がだいぶずれてしまいました。
記憶力がいいと
こんな思いをせざるをえない。

 

みんなが色んなことを流せるのは
穏和だとか器が大きいだとかいうけれど
そんなに人の言動を覚えていないからこそ
できることが大きいんです。

 

私は
覚えていて
言動不一致を明らかに把握しても
流さなければならない
それが本当に大変でした。

 

今は
流すというより
言動が不一致になってしまう人の
理解に努める
という形で頑張っています。

 

 

 

 

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