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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

養護施設②

養護施設出身

そんな養護施設の子どもたちは

 

大変な環境のもの同士
助け合って励ましあって生活している・・・

 


といいたいところですが

 

そんなわけはありません。

 

愛情において
飢餓状態にあるのに

 

一切れのパンのような愛情を
人に分け与える余裕なんて無いんです。

 


夢を壊すようですが
施設内でも序列がありました。

 

養護施設には
私のような孤児と
適切な養育環境にないために
一時的に預けられているだけの子どもがいます。

 


その、親がいる子どもには
差し入れがあり
面会があり
一時帰宅があります。

 

一方
孤児の私たちは・・・
そう。なにもないんです。

 

そこで
親がいる子どもはドヤ顔で
差し入れを見せ
笑顔で面会に行き、意気揚々と一時帰宅をします。

 


さらに
親がいる子どもは私たちに
「あなたは帰らないの~?」
「なにももらえないの~?」
なんて嫌みや
「親なし子ー!」
なんてとんでもないからかいをします。

 


このときの私たちの心情・・・
想像してもらえるでしょうか?

 

私は初めて
みじめ
という感情を覚えたのは
このときです。

 

親がいないことも
養護施設にいることも

 

私が悪い子だからでも
私のせいだからではないのに

 

それが分からなくて

 

何だか分からないけど全てが自分のせいで
自分が人より何もかも劣っていて何も持っていない

 

そんなふうに感じていたと思います。

 


当時は
私に対して
そういう言動をとった子どもたちに
ひどく怒りを持ちましたが

 

今は
なにも恵まれない環境にいるもの同士で
傷つけ合わなくても・・・
助け合おうよ
と思います。

 

親がいる子たちも
そんなふうにしなければ
自尊心が保てなかったのかもしれません。