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逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

虐待⑩

そんなふうに
心の中での会話は
頼りになる人とずっとしていました。

 

でも
実際に言動に出すときはまた違ったんです。

 

どんなに
疲れていても
弱っていても
怖くても
落ち込んでいても

 

現実では
つねに元気で笑っていて
リーダーシップをとらなければなりません。

 

本来の私は
弱虫で無力です。

 

そんなとき
ものすごくエネルギッシュで男勝りな人と
ものすごく明るく面白い道化師みたいな人

 

が勝手に現実をなんとかしてくれたのです。

 


こういう症状の
本や体験談だと

 

自分の中で誰が出るか相談するとか
中の人物に性別や年齢、名前があるとか
自分がのっとられてその間記憶がないとか
書かれていますが

 

私は

 

うっすらですが
記憶はありましたし
交代する自覚もなく
その場面にふさわしい人物が
勝手に出てきて活躍してくれる
感じでした。

 

ただ
出てきたまま
必要のない場面でも
しばらく居座ってそのままでいる
ことはよくありました。

 

それに
時期によって
ほとんどその二人が登場していて
私は内側で会話をしているだけの時も
あったように思います。

 


中学生になると
いつのまにか
心の中の頼りになる人は消え
それは
自問自答という形に変わりました。

 


症状が消えること
それは
良かったのかどうか分かりません。

 

以前より
つらいと感じることは増えましたし
頼りになる人がいなくなり寂しくなりました。

 


ただ自分で生きているという実感は増し
現実で
虐待のこと以外ですが
友人に甘えることが出来るようになったことは確かです。

 


そして
行動を担ってくれていた

 

ものすごくエネルギッシュで男勝りな人と
ものすごく明るく面白い道化師みたいな人
ですが
その後も居続け

 

じつは
さらに
子どものような無邪気な人と
女らしい人
を迎え入れ

 

4人体制に変わりました。
おもな人格は最初にいた二人です。

 

このころからずっと
友達や先生に多重人格みたい
と言われていました。

 

自分でも連続性がなく
混乱していました。

 


30才ぐらいでやっと
統合でき、多面性として残ったように思います。

 

それは
どの私の状態でも
本来の私という感覚もあるからです。

 

また
コロコロ変わる私を友人たちは全部見ていて
ものすごく無邪気な私も
男勝りで頼りがいのある私も
女らしく受容的な私も
面白い私も
うっかりで甘えん坊な私も

 

すごいギャップがいい!
すごい魅力!
と誉めてくれるからです。

 

そう
今は全部わたしの多面性で
ギャップなんですね。
魅力なんですね。

 

 

 

 

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