読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

逆境から立ち上がった臨床心理士

―ADHD・ギフテッド・養護施設出身の被虐待児―

ADHD③

私がつらかったことの一つは
教師との関係です。

 

ADHDはマイペースで
教師の仕事を邪魔する存在であり
教育をしても全く響かないので
嫌われやすいのです。

 

さらに
衝動が強いADHD
教師の偏見や八つ当たりに気づくだけでなく
食ってかかったりするので
余計に関係が悪くなりやすいです。

 

振り返ると私は
教師と喧嘩ばかりしていました。
ADHDは人の本質を見抜いたりするので
私は痛いところをついちゃうんですね。
嫌な子どもです。

 

先生には
ADHDの症状は
ほとんど悪くとられていました。

 

ADHDの飽きっぽさのせいで
途中でやめてしまうことが多く
それを責任感がない
と言われていました。

 

勉強に関しては
急にいい成績をとったり
急にひどい成績をとったりするので
努力が足りない
怠けている
と言われていました。

 

みんなで何かをやるときに
根気が続かなく
途中で飽きてしまうだけなのに
協調性がない
と言われていました。

 

そのときは
教師の言うことは正しい!
みたいな時代だったので
私も自分はそんな人間なんだ
とずっと思っていました。

 


でも
ADHDと分かってから
自分を冷静に分析すると

 

やると決めたらとことんやるし
自分に非がないと言われても
少しの非でもあれば反省します。
問題が起きれば前のめりで解決に向かいます。

 

今は責任感がありすぎるところが
問題なぐらいです。

 


勉強に関しては
努力以前の問題で

 

全く勉強ができない状態で
このころは文章を読むことができなかったんです。
一行読むと忘れ、一行読むと何か気になる
と言う感じで本当にずっと文章が読めなくて
小学校時代の勉強はなんとなくの印象で書く
という感じでした。

 


協調性に対しても
自己中心的とかマイペース
言われてきましたが

 

ただ意味もなく
同じことをすることが難しかっただけで
中学生ぐらいになって、より良い案に従うという
形になってからは協調性はあったと分かりました。

 

これまでの評価は
全く当たっていなかったのです。

 

こんなふうに
ADHDの症状は誤解されます。

 

そして
自分自身もそうじゃないかと思って
それに寄っていってしまう。

 

とにかく
自分はダメだ
と落ち込んでいく。

 

こんな大変なことが
ADHDには起きています。