境界性人格障害⑮-空っぽの自分-

ボーダーが治るまで 私は自分がどんな人間か分かりませんでした。 いつも瞬時に目の前の人の望む人間像をとらえ 頼りがいを出したりおどけてみたりおとなしくしたり女らしくしたりした。 一瞬も気を抜けず つねに目の前の人間の反応をじっと伺う。 喜んでくれた。これでいいんだ。 笑顔が減った。何かがいけない。 不満そ…